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2022年10月 4日 (火)

『ウルトラセブン』55周年記念4k上映

先般NHKBSの全ウルトラマン大投票で2位に輝いたウルトラセブンが大スクリーンに蘇りました!

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考えたらアポロ11号月面着陸の2年前に、地球を狙う侵略者(宇宙人)と戦う設定で描かれたんですよね。

[ストーリーの特長]

でも怖いだけの侵略で無く、宇宙人が地球を狙った理由も様々。自身も宇宙人であるセブンゆえ起こる葛藤や、侵略方法も破壊工作ばかりでなく人間の信頼関係という精神を破壊し戦わせ自滅させようとするものまで。いわゆるイイ大人になっても、心に響くストーリーなんです。

[メカ]

BBCのサンダーバードで超カッコいいロケットを知っていたので、そこに3分割というバリエーションを加えた“ウルトラホーク1号”はとにかくカッコイイです。格納庫から発射台へ移動するメカ、富士山麓双子山からの発射シーンはミニュチュア特撮の中でも堪えられません。

[音楽]

オーケストラサウンドを多用した劇中楽曲の効果的だったのはウルトラシリーズでピカ1です。

“ポインター”が疾走する際に流れる『Ultra Seven』、一転して葛藤するシーンで重く響く『哀惜の調べ』、作戦を進めるシーンの『ウルトラセブンの歌パート2』、そしてタイトル通り『ウルトラホーク発進』など、耳からのトキメキは今でも健在です。

[アンヌ隊員]

ひし美ゆり子演じたウルトラ警備隊唯一の女性隊員・友里アンヌ。ボディコンシャスな隊員服姿に明るい健康な振る舞い。ウルトラセブンことモロボシダンをときおり気遣う様子が大ラス回の『地上最大の侵略(後編)』の伝説的なラスト3分大感動シーン・セブンの正体告白・別れを『シューマンのピアノ協奏曲イ短調』と相まって一層思い入れ深いものにしてくれました。

今回5話スクリーン上映されるのでひと言ずつ。

『第7話「宇宙囚人303」』なんといっても上述した“ウルトラホーク1号”を味わう回です。

『第26話「超兵器R1号」』核だどうだと生臭い今、侵略兵器開発をどう考えるか。まさに今問われるテーマに結論がだされます。

『第37話「盗まれたウルトラ・アイ」』第26話と同じく宇宙人たるセブンが思い悩みます。自分の星に捨てられた人間容姿の宇宙人を助けようと繁華街をさまようモロボシダンの姿にグッときました。

『第48話「史上最大の侵略」(前編)第49話「史上最大の侵略」(後編)』長い戦いで体力的に極限状態に追い詰められたセブン、最後の戦いです。侵略手段に無防備な地底を使いモスクワがニューヨークがロンドンがパリが壊滅!30分後には東京が……前述したアンヌ隊員との名シーンにうるうるであります。

TVサイズでしか見たことありませんでしたが、スクリーンのこの迫力!最高な2時間半を過ごせたのでした!!

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コメント

ウルトラセブン、55年ですか。
私が子供の頃に見ていたのですから、それくらい経ちますね。

投稿: しゅうちゃん | 2022年10月 7日 (金) 20時03分

しゅうちゃんさん

はい、半世紀以上^^
ストーリーが今にピッタリなのは驚きです!

投稿: キハ58 から しゅうちゃんさん へ | 2022年10月 7日 (金) 21時55分

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