『アキラとあきら』
半沢直樹で知られる池井戸作品で青春映画感満点です。
超オススメ! 理由はSNSへの映画グループへの投稿で紹介します^^
=================
『アキラとあきら』 2022年:東宝、監督:三木孝浩
いや〜引き込まれました! 面白かった‼️
心ときめく主人公を描いた邦画で『時をかける少女(1983)』とともに宝物にしている『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督作品です。
『半沢直樹』でTOP銀行を舞台、『空飛ぶタイヤ』でTOP自動車メーカーを題材にするなど数々の戦いを描いている池井戸潤の原作映画化を観てきました。
人気俳優の竹内涼真と横浜流星を、生い立ち全く違うも同じ銀行入社の同期として配し、互いの生い立ちゆえに自分に湧き上がる葛藤と戦い、そして互いに競う。でもそこには『半沢直樹』登場人物たちのような出世欲にまつわるようなドロドロの足の引っ張り合いはありません。
銀行員(バンカー)を何故目指したか、その2人の意志が多少形は変わりますが貫かれます。グッとくるだけでなく、爽やかさえおぼえる2人の姿。もちろん、2人の足を引っ張るような適役も出てきます。でも、彼らにも理由があって、心地よく理由は回収されていきます。
TVドラマで上川隆也主演の『遺留捜査』という大好きな刑事ドラマがあります。「僕に3分ください」といって事件の動機・犯人の心にあった真の背景を披露し事件により生じた関係者のわだかまりをとき、かぶさるように小田和正のメロディが流れる。毎回グッとしっぱなしです。共感できる動機と共感できる回収、心に届くドラマの必要条件なんだなぁと改めて認識しました。
上映開始2分ほど生い立ちを示し5分くらいで2人のその後の関係性を予感させる……
このスピーディなオープニングでがっちり観るものをつかむ三木演出は見事です。加えて小道具や脇役(失礼)たちまでも全く浮きませんし。本流から末端まで、心配りも十分。
ちなみに池井戸作品名物の土下座も超効果的に出てきますよ。
タイトル通り、アキラとあきらの社会人青春映画、大満足した2時間です。
主題歌:back number、観た映画館:TOHOシネマズ上野[696]
| 固定リンク | 2
「お気に入りMovie」カテゴリの記事
- 『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』(2022.12.18)
- 『ウルトラセブン』55周年記念4k上映(2022.10.04)
- 『アキラとあきら』(2022.09.24)
- ブレット・トレイン(2022.09.06)
- 大巨獣ガッパ(2022.08.09)
コメント