クリスマスの余韻残る六本木・・・
名作映画を2週間程度入れ替わりで朝1本だけ上映する新・午前十時の映画祭、日本中 各都道府県1~3か所の劇場で行われています。六本木ヒルズにあるTOHOシネマズもその会場になっていて、11日から始まった”2001年宇宙の旅”を観に行ってきました。
ヒルズが出来て一気賑やかになった日比谷線の”雨”で有名な西麻布出口を地下道で進み・・・
朝日がまぶしいエスカレーターを上がると・・・
雲のオブジェ越しにヒルズがそびえている その北側を・・・
進んで、エスカレーターを上がると・・・
海外スターの来日PRなどでも使われる東宝のシネコンがあります。
映像美、宇宙の臨場感で話題のゼログラビティの隣に映画祭のチラシが・・・
そして、この日から上映された作品が、風と共に去りぬ、雨に唄えば、北北西に進路をとれ などライオンが吠える始まりで有名なMGMが1968年に公開した”2001年宇宙の旅”です。
猿が他の動物から一線を画し、今の人間へと進化する始まりから、木星への探査に向かうまでを、50年ちょっと前に作られたと思えない宇宙空間&SF映像、交響曲を使い、迫力で圧倒してきます。ダグラストランブルという特殊効果の実力者の力もあってか、宇宙船の形の美しさ、小細部までこった造り、ため息が出ます。ストーリー自身は、人類の進化に関与した神としての地球外生命を黒い結晶版で表すなど、観念的なもの。解釈を求めるというよりも、感じて考える、まさに映画館という場が必要なのです。
そして技術的に対極なのが、ちょうど、年末に公開された作品・・・
最先端CGで、宇宙空間を体験するゼログラビティです。
こちらは、バブルの産物であった(と思う)シャンデリア輝く丸の内ルーブルで鑑賞しました。
宇宙ミッションで事故にあった人間が、どう地球へ戻るかという、わかりやすいストーリー。
ちなみに主役のサンドラブロックが、TVの番宣でDAIGOと一緒にウィッシュするなど、お茶目な一面を見たのが印象的。フレンドリーだったなあ。
起算された娯楽作で、3Dということも相まって、宇宙を一緒に体感する出来上がりになっています。
40年を経てできたこの2作、宇宙を体感する点で、共通点があります。ただし、片や1年半をかけた手作りの模型・エフェクト、片や世界最高峰のCG。どちらも素晴らしいです。
今回、両方を見て改めて感じたのは、宇宙って決して身近なものでなく、神秘的かつ人類がその姿の解明へ向かい続けるに値する存在であること。そのため、あらゆるイマジネーションが生まれる・・・しかしそれは暗闇の中にある・・・ゼログラビティの中でも印象的なシーンがチラとありましたが、宇宙って暗闇から世に出る人間の誕生につながるものでもあるようにも思えます。
何かが生まれる前は、暗い闇の世界。いろんなことに通じますね。
なーんてことは置いておき、真っ暗な空間を体験できる映画館・・・宇宙に関する映画を見るには映画館がイイようです!
映画館を出たその目には・・・
毛利庭園越しに・・・
いつもとは違ったアングルの東京タワー。下を見ると・・・
庭園内にハートのオブジェが・・・
LOVE東京のシンボルだったんですね・・・猿から進化した人間、クリスマスにはどれだけの愛がここで語られたのでしょうか・・・など考えると頭の中がオヤオヤ状態になり、これが昨日記事のたい焼きによる糖分補給につながるのでした。(終)
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