秘境駅に誘われて日本・中心を走る長大ローカル線・飯田線へ(2)・・・中部天竜駅からいざ秘境駅へ出発

秘境駅弁当・・・

3月23日の記事で登場したいなり寿司の名店・壷屋弁当部さん謹製の1品です。

一口みそカツや、いなりのり巻きなどを含め、山を中心とした素材を使い9カ所の

パートにわかれた、バラエティに富んだお弁当です。

なかでも・・・

うずらが有名で、ゆるキャラまでいたのにはビックリです。

そのお弁当をいただき終わり、程なく・・・

闇に包まれた中部天竜駅に到着しました。豊橋市は愛知県ですが、この地は

静岡県。昨日の地図にあるように、長野県と合わせ、3県境が迫っている地

でもあります。

今宵の宿は、駅から出迎えの車で10分ほどのところにある旅館でした。

4部屋とこじんまりとしていますが、山の幸たっぷりの食事が楽しめるようです。

今回は列車の関係で素泊まり。清潔でなかなかお洒落な造りのお風呂で温まり、

ビールを注文してキュッとすると、どんどん気持ちよくなってzzz・・・

「ほーほけきょ」

この美声が、とってもスッキリした目覚めを運んでくれました。

昨晩は気づきませんでしたが、そのうぐいすが遊びに来ていたであろう山里が

周囲に広がっていました。

思いっきり深呼吸して、さあ出発。スタート地点の中部天竜駅です。

日中は2-3時間に1本になる飯田線の最奥部を巡るねらい目は、早朝の運転本数

多い時間です。その1番電車の始発駅であることから、中部天竜に前泊

しました。そしてその通り、ホームには始発電車がスタンバイ！

その前に、昨日の出発地・豊橋へ向かう列車がトンネルに吸込まれていきました。

階段でホームへ上がるというシンプルな造りのホーム・・・

でも、そのおかげで山里の駅にたたずむ電車を間近で見ることができました。

さあ、出発です。

発車して直ぐに天竜川の橋梁を渡るその西側に佐久間ダム下流の佐久間発電所が

目の前という、ド迫力です。

次の端の先にはトンネル。

トンネルを抜けると、引き続き深い森・・・でもその先には、日本でここだけと

いわれている面白いところを通ります。（続）