幸せの黄色いマッチ箱電車・三重県北部を走る三岐鉄道(1)・・・線路幅の狭い狭い世界へ

なんか異常に小さいと思いませんか、この電車。

線路（軌道）幅が狭いため電車も小ぶりに。

日本基準でいうと線路には、新幹線などで使われている広い軌道（世界的には

標準軌と呼ばれますが）の幅1メートル43.5センチ、JRや普通の私鉄で使われる

標準の軌道(世界的には狭軌と呼ばれます）の幅1メートル6.7センチ、そして狭い

(世界的には特殊狭軌と呼ばれます)の幅76.2センチの大体3つがあります。

新幹線の半分位しか幅のない線路は、富山県の黒部峡谷鉄道が有名どころですが、

どっこい、住民の足として活躍しているところがあるんです。しかも写真のような

素敵な区間があったりするこの路線は三重県北部の三岐(さんぎ)鉄道といいます。

最小編成(1両)の都電の次は、この小っちゃい世界へ行きましょう。

名古屋駅から始発駅のある桑名市までは、鳥羽・伊勢神宮への特急電車で

有名な近鉄です。（コメントくださるmikさんがブログ記事にされていました～）

JRの地下に位置する近鉄名古屋駅・・・

急行の始発で向かいました。

広いホームに1本だけ・・・

鳥羽行きの2800形電車がお待ちかねです。

さあ、発車。

地上に出て、少し走ると・・・

豪雨の時の氾濫で有名になった庄内川橋梁。そして、意外とクネクネの鉄路・・・

途中すれ違いして・・・

車窓には、濃尾平野の水田・・・

途中の蟹江駅では、なんと平面での乗り換え通路に遭遇。

近鉄の基幹路線に、秘境駅で行った飯田線のような通路があるのにはビックリ！

さあ、いよいよ地理で覚えた濃尾平野3大河川を渡ります・

まず、木曽川。

続いて・・・

長良川。

そして、揖斐川。

渡り終わると、左へカーブ・・・

ほいでもって右へカーブして・・・

桑名駅へ到着しました。

名古屋から約25分で三重県の北端へ到着。

(ちなみに次は朝日(あさひ)駅です。あさひさん、ここでもご活躍で！）

そうそう、ここには岐阜県の大垣市を結ぶ養老鉄道の始発駅でもあります。

駅の通路（トイレ）から構内を見渡すと・・・

左奥に黄色い物体が・・・

改札を出て、2階通路を進み・・・

先へ行って振り返ると桑名駅&前の全景。

傍らのJR線と・・・

その先に・・・

居てくれました！

三岐鉄道・北勢線の黄色いマッチ箱電車です。（続）