ありがとう 2013年のお別れ7 想い出を追いかけて信州へ(その4)・・しなの鉄道で霧に包まれた軽井沢駅から最初の目的地へ

さあ、軽井沢駅・改札の中へ。

目に前には、15周年の文字。JR信越本線から分離、第三セクターへ移管され早や

15年が経ったんですね。その15周年の上には・・・

地元の小学生が描いた絵でした。碓氷峠を登った茶色のED42形がほとんど。

後ろを振り返ると・・・

今日、この地を訪れた一つの目的がポスターで張り出されていました。

4月29日に引退運転する湘南色の急行型電車・165系の碓氷峠越え仕様

である169系の撮影会です。記念弁当もあるらしいですがここは最初の目的地へ。

信越本線当時のままの駅名が案内板に残っています。そしてホームへ降りると・・

西の中軽井沢、小諸方面は霧に閉ざされていました。そんなホームには・・・

長野色と呼ばれる長野オリンピック開催に合わせたブルー系塗装の115系です。

3両もつないでいるのに、ワンマン運転なんですねー。ここは懐かしく・・・

この光景、よく見ると、碓氷峠越え最後に活躍したEF63形電気機関車、

そして軽井沢旧駅舎が見えるではないですか。

ここも懐かしく・・・

車両先頭へ行くと写真撮られている方の左側に10000形という珍しい機関車です。

碓氷峠は1000メートル進むと67メートルも標高が上がるという急こう配。

そのため、ご存知の方も多いと思いますが、櫛歯状のレールの上を歯車を使って

刻むように登っていました。その歯車使いの電気機関車です。

さあ、時間になりました。

行く手の霧を見つめている115系が走り出します。

車内から振り返ると・・・

EF63に押された急行信州、特急あさま・白山・そよかぜ・・・懐かしさとともに。

発車して直ぐの車窓はといえば、並走する長野新幹線部分も霧の中。

JRに乗り入れて長野駅まで向かうクロスシートの車内も、

日曜の朝ということあってか、ゆったり・のんびりムードが漂っていました。

霧の軽井沢町を進むと・・・

その昔、上野駅発で運行されていた特急そよかぜ号の始発駅・中軽井沢駅へ到着。

真新しい印象のホームの後ろには住宅が広がっています。

「軽井沢に住むか・・・イイナあ」

なんて考えているうちに・・・

列車は今日最初の目的地に着きました。

信越本線時代からの面影を残す駅・信濃追分です。(続)