冬の隊員指令その2「ブルートレインの極み寝台特急あけぼのに乗り、その戦いを見届けよ」(4)・・上野駅まで12時間半、ブルートレインの一夜

　さあ、上野駅へ向かって発車します。

　今宵のお部屋・・・

 B寝台個室の6番・2階建て個室寝台車両の上段になります。。

　スリッパ、ハンガー、浴衣、シーツ、枕、かけ布団と、一通りの備品がそろっています。

　室内スイッチの説明に・・・

　ベッドの設置方法まで。

　ソファー状態で座り、1枚。

　閉所恐怖症の人は無理な、狭いスペース。でも開放式の2段寝台と値段が一緒ですからお得と思います。それに、個室ゆえに夜行列車ならではの旅情感が味わえるのがなにより・・・これは後程。

　さあ、まずは夜のお供が登場です。

　今日のラインナップ・・・特にカシスの盛んな青森、カシスのカクテルでちょっと酔っちゃおうかなー。

　そうこうしていると、車窓の景色が動き出しました。

　すぐに新青森駅。上部には東北新幹線のホームが横たわります。今からでも、はやてで上野駅へ帰れる時間でした。

　隣に停車中の函館駅行き白鳥、007のターゲットみたいなラッピングが印象的です。

　そういえば、後半の指令を忘れていました・・・いけない、ではまずは腹ごしらえ。

　コンビニで温めたたこ焼きはちょうどイイ食べ温度。ここは、ちょっと贅沢にプレモルで。

　弘前駅に近づくころには、雪もこんもりです。

　室内ではたこ焼きについで・・・

　にぎりをつまみます。そして、車窓にシルバーの電車が見えると・・・

 9月の東日本1日グルリ一周で昼間にパチリした大鰐温泉駅、電車は弘南鉄道でした。

　こうした夜の車窓風景、個室ゆえの楽しみ・・・室内を暗くして、駅やわずかな明かりに照らされた夜の車窓を味わうことができます。

　あけぼのは、青森県から秋田県へ入ります。（続）