東京駅の地下にステンドグラス、そしてＲＴＯレリーフ復活・・青函連絡船、海女、厳島神社などなど

　日曜日の午後、上越新幹線の不通が重なり、大混雑の東京駅構内です。

　グランスタノースに新しくオープンしたお店。

　模型も走る可愛いデコレーションのあるこのお店。

　去年あたりからブームのしょうがをつかった飲み物・お菓子を扱っています。

　まず、しょうがの入ったレモネードであったまります。甘酸っぱくて、ちょっとするヒリッが気持ち良く、サッパリした味わいです。

　牛丼とほぼ同じ値段も、結構人気がありましたね。

商品も、「グランスタ限定品」そして「東京駅」を全面にしてお土産の価値を高めようとしていました。家電のようにブランド価値下がっているものもありますが、ツリーといい、駅といい、「東京」という名前の価値が上がった1年でもありました。

　温まったのち向かうは、ハロウィンに続き、クリスマスで注目を上げる東京ディズニーランドへ向かう京葉線乗り換え通路にあるもの。

　京葉線ができる前に唯一の地下ホームであった総武・横須賀線への乗り換え通路にあったステンドグラスが復活しました。今回の修復工事で撤去された”天地創造”です。

　ダイナミックですよねー！京葉線に乗り換える機会がありましたら、ぜひ途中でキョロキョロしてみてください。

　そしてもう一つ、ひっそりと復活したものが。

　週末はほとんど人影のない、京葉線八重洲地下改札口前にあるＲＴＯレリーフです。

　終戦後昭和22年に、進駐軍の事務所(RTO)が東京駅に出来る際、彼らを驚かせるために意匠された石膏板・・・鎌倉の流鏑馬。

　京都のイメージ。

　奈良のイメージ。

　そして、巨大な日本地図。

　青函連絡船があって・・・

 3.11以降、復旧の見込み無い常磐線に汽車が走り・・・

　富士山が描かれ、箱根を代表して強羅、中央東線と西線をつなぐ塩尻が記載され・・・

　立山連峰が描かれ・・・

　舞妓さんや姫路城があって・・・

　海女さんがけっこうリアルで・・・

　厳島神社、錦帯橋が描かれ・・・

　四国は、松山や高知の先に鉄道路線がなく・・・

　箱根と並んで温泉マークのある別府、何よりも驚いたのは阿蘇の代表駅が赤水で・・・

　九州最南端は一度だけ行ったことのある特攻隊の基地で有名な鹿屋だったのです。

　当時、日本を印象付ける場所がどこだったのか、60余年の時を超えて伝わってきました。

　戦後そして今。先人たちの尽力で復興をなしとげました。今度は、私たちが未来からそう思われるように・・・希望の明かりがイルミネーションとなっている地下街でした。