日本で一番空に近い駅へ［第7回］・・小海線・クライマックスは突然に

　10月14日鉄道の日に小海線のこの区間を記事にするのは光栄です。

（大袈裟なサブタイトルとは関係なく）小淵沢駅を出発したキハ110系の周りには・・・

　黄金の稲穂、眼下の中央本線、そして南アルプスの山々。日本の心の故郷・美しい山里の風景がいきなり現れます。

　鉄路を迎えるのは沿線のススキたち。

　進行方向左(南西側)では展望がよりひらけ・・・

　実りの秋を実感できる風景が、旅心を潤してくれました！

　一方、鉄路の方は・・・

　直線の先が、八ヶ岳のすそ野を右側(東側)に回り込む準備を始めます。

　同時に車窓の方は、八ヶ岳斜面にひろがる小淵沢の家々とお別れするときがきました。

　そして、大カーブ・・・

　高原を走る小海線を象徴するような区間です。いきなり現れるクライマックスはこの付近。今日は足りない八ヶ岳の姿を、心の中で登場させていました。

　そのころ、進行方向右側(東側)には・・・

　田んぼアートです！青森とかで有名になったアート、八ヶ岳斜面の勾配から見られるとは思いませんでした。チョット感激です。

　八ヶ岳は見えないまま、鉄路の走る斜面が少し平坦になり・・・

　周りに樹木が現れます。

　その先・・・

　背の高い草原と・・・

　深い森と・・・

　斜面を緩やかにカーブしながら、小海線は上っていきます。

　時折見える・・・

　南東側斜面。雲に覆われているところが、南アルプスですねー。

　やがて、八ヶ岳のふもとで平地と家並みが沿線に現れると・・・

　鉄路が二つに別れ・・・

　最初に停車駅、甲斐小泉駅に到着します。

　小淵沢駅－甲斐小泉駅間、高原列車の雰囲気を楽しめる、小海線で一番好きな区間でした。