羽越・奥羽本線/特急・日本海の鉄路を追って⑫ 特急つがるで奥羽本線を行く

　八郎潟・大潟村の東端を、車と競走しながら、特急つがるは快走します。

　その奥には20年くらい前に訪れた草原の山・寒風山が遠望できました。

　どこまでも続く一面の水田・・・

　見上げると日差しと夏雲です。

　水路状の川を渡ると・・・

　八郎潟駅に到着です。

　つがる　に　今はやりのリゾートしらかみ　の乗車看板が、並んで風に揺れていました。

　八郎潟駅を出発して・・・

　いよいよ秋田米を味わいます。

　朝は海の駅弁でしたので、お昼は駅弁のもう一つの柱・お肉の駅弁を選びました。

　秋田といえば・・・

　比内地鶏の鳥めしです１

　そぼろに、焼き物に、つくね。傾けてもっていたようで、チョットよちゃったのですが、どこか薫り高い味わいは、最高ーです。

　しかも、比内地鶏のスープで炊き上げたご飯・秋田米・・・冷たくてもモッチリ感あり、こたえられません。

　しかもカップにジュンサイ、いぶりがっこ、と秋田の味覚がギッシリ詰まっていました。

　特に、いぶりがっこの香ばしさは、キュッと一杯やりたくなるほどです。

　そのころ車窓では・・・

　稲穂の先から、線路が合流してきました。

　五能線です。そして特急つがるは、白神山地への南側入り口である東能代駅へ到着しました。

　バスケットボールの強豪で知られた能代市・・・

　五能線のキハ40系にお別れをし発車すると・・・

　林立する秋田杉を見かけたと思ったら・・・

　能代平野の奥に、白神山地の山影が遠望できました。

　目が行っちゃった、小っちゃい森を見て・・・

　穏やかな水面が緑を映す米代川を渡ります。

　のどかな二ツ井駅を過ぎると・・・

　米代川の堤防沿いに走り・・・

　家々が見えてくると・・・

　一本の鉄路が合流してきます。

　角館駅を南端に持つ第3セクター・秋田内陸鉄道です。

　駅は、名前がチョット鋭い感じの鷹ノ巣駅です。

　すぐに発車すると・・・

　夏雲を従えた山の水田や・・・

　堀のような川風景・・・

　ミニ鳥海山・・・

　そひて、ススキとの共演と、車窓は続きました。秋田県最北の大館市が近くなってきました。