羽越・奥羽本線/特急・日本海の鉄路を追って⑧ 稲穂を見守る美しい稜線・鳥海山！

　庄内平野の稲穂越しに、鳥海山の姿をとらえた特急いなほ。

　鶴岡駅に到着しました。

　致道博物館、カトリック教会天主堂など見どころ満載で、咲花・藤沢周平氏が愛してやまないという街・・・学生時代、街歩きした後に、富樫ろうそく店で絵ろうそくをお土産に買った思い出がふとかすめます。

　鶴岡駅を発車すると、豊かな水田を潤す、川を渡り・・・

　稲穂の奥に出羽三山の山影を見て進む特急いなほです。（最上川はシャッターチャンスを逃しました。残念！）

　その いなほ、鳥海山へ向かっているように走っているため、その姿は見えていませんでしたが・・・

　酒田市へ向けてやや左側（西側）んい進路を変えたため、少しずつ見えてきた鳥海山です。

　線路脇では、緑に覆われた集落、豊かな実りが・・・

　日本の晩夏・初秋の素晴らしさを感じさせてくれました。

　やがて、合流してくる鉄路・・・

　新庄駅を起点とする陸羽西線です。

　その鉄路を追っていると・・・

　鳥海山がその奥に！

　そして余目（あまるめ）駅に到着です。陸羽西線側のホームは、1時間半くらいの間　次の列車が無いためか、ガランとしていました。

　余目駅を発車すると、その裾野が平野まで広がっている鳥海山が、どんどん近づいてきます。

　稲穂の奥に広がる稜線・・・

　稲穂の色合いが微妙に変わっても・・・

　その優雅な姿が、変わることはありません。

　やがって、鉄塔が現れ・・・

　街の緑が現れ・・・

　線路の数が増えてくると・・・

　何度訪れたことのある酒田駅に到着しました。

本間家旧本邸、山居倉庫など見どころ多い酒田市ですが、今日は車窓風景だけみてお別れです。

　駅を発車し、気動車電車混成の車庫を過ぎると・・・

　そこには、もちろん・・・鳥海山です！

　

　いよいよ、近づいてきました。