昭和＆沢風香る東京都西端 JR青梅線⑩ 鳩ノ巣渓谷・沢風を感じながら

　緑に覆われた一角にある鳩ノ巣釜めしさんを後にして・・

　渓谷への坂を下ります。

　景勝地といわれる雲仙橋から、山と沢の景色を目と肌で味わいます。

　その橋の入り口まで、結構な急坂を下り、そして橋の中心に来ると・・・

　東に低い山へ分け入る清流。

　そして・・・

　西には川が奥多摩の山肌を削ってできた鳩ノ巣渓谷です。

　ここに見える大きな岩は、長い年月をかけ削られて・ころがってきて・この形になったのでしょうね。

　渓谷美もそうですが、予想外に（どこかの携帯のCMみたいですが）見惚れたのが・・・

　山の形・木々の配列・雲の陰影が創り出す、この風景です。しかも、ただの自然があるではなく、家々があり、石のお墓もある、山里の一部なのですから、自然と人間の営みの調和の美しさを感じ入りました。

　見上げながら沢風に身を任せていると、「プォー」・・・

　青梅線・E233系ではありませんか。あわてて、パチリ。

　この橋、確かに青梅線から見えました。帰りに撮影したものです。

　橋の上で、あっという間に時間がたち、沢まで降りる時間がなくなっちゃいました。

　じーと沢を見つめ・・・

　沢風の涼しさを記憶して、駅に戻りました。

　奥多摩駅まではあと2駅です。