潮風香る関東の東端 銚子電鉄、犬吠先へ① 成田線で下総の国を進みます

　ロンドンオリンピック、選手の皆さんの大活躍で熱い夏。

　強い日差しの中でも、身も気持ちも火照った体を優しく包んでくれる、そんな潮風と海の匂いをもとめて関東最東端の街・銚子へ向かいました。

　出発地点は、JR常磐線・我孫子駅です。

　東京メトロ千代田線が乗り入れていて、朝夕除いてほとんどの列車はこの我孫子駅が始発。

　日比谷・霞が関・赤坂・表参道といった東京の中心地まで1時間強と至近の郊外都市がこの我孫子です

銚子駅に向かってまず乗車するのは、途中の成田駅まで向かう通勤型Ｅ231系電車です。

　それなりに乗降客も多い駅なので、ホームには立ち食いそば屋さんなんかもあります。

　そんな我孫子駅から出発進行！

　入り乱れた線路の中から、1本だけ登る線へ入りました。

　常磐線を眼下に右折して、一路成田駅へ。

　程なく次の東我孫子駅へ到着します。

　出発すると、にわかに黒い雲たちが現れて・・・

　雨粒が落ちてきました。

　そんな中、前方を横切る高架線が見えます。

　昨年デビューした、成田スカイアクセス線です。

　上野と成田空港を40分ちょっとで結ぶ高速路線、まだ乗車していません。

　・・・などと考えていると、別の路線と合流です。

　この左側の路線が、成田駅から銚子駅までを結ぶ残りの成田線です。

　到着したＥ231系は折り返しの我孫子駅行きになり・・・

　房総周遊でお世話になった青と黄の209系に乗り換えます。

　数分の待ち合わせで発車・・・

　先ほど来た我孫子駅への路線を左へ見送ります。

　そして今度は、別の別れが登場です。

　成田空港へ向かう空港線が右へ分かれていきます。

　上を通るのは、先ほどの成田スカイアクセス線です。

　世界への出入り口・成田空港にふさわしい高架線のアプローチでした。

　片や成田線は、下総の国の緑の中を進みます。青々とした稲たちが、夏らしさを感じさせてくれる沿線風景でした。