潮風香る関東の東端 銚子電鉄、犬吠先へ④ 銚子電鉄の電車です

　遠い昔に見た様な風景が目の前に広がります。

　京王線から愛媛県の伊予鉄に行って銚子電鉄にやってきた2000形（デハ2000形＋クハ2500形）が、静かに停車していました。

　京王線当時と言われるライトグリーンの車体を記録します。

　東京では見られないような光景もありました。

　電車とホームの隙間から草が伸びているのです。

　のどかで、ほっとするような風景です。

　観光シーズンの土曜日というのに、車内のこののどかさ・・・あるいみ贅沢です。もっとも、千葉駅からの接続列車が来たら座席はほぼ埋まりました。

　そしてこれが先頭車。

　後ろと違い、知っている京王線の電車っぽかったです。

　こうしてみると、昔の電車らしいですね。

　先ほど、伊予鉄からこの電車がやってきたことを書きましたが、車内にその際の費用の一部をねん出するため車両オーナー制度を用いた証が掲示されていました。

　愛媛県から千葉県に運ぶ際の写真も飾られています。新宿から松山市そして銚子の記載はこの電車の履歴書なんですね。

　こうして運び込まれ、お化粧直しをした車両・・・いよいよ発車です。

　車体と同じ色の草の中を進みます。