キハ５８隊員・西へ(その21)・・一畑電鉄④ レトロさ満点・蘇る南海21000系

津ノ森駅にやってきた電車は、南海電車当時の塗装を施した21000系でした。

梅雨に似合う、雨ガエルのようで、カワユイです。

　一畑電鉄では3000系という新しい名前をもらった南海電車、元気そうでなによりです。

　松江に戻るために乗り込むと、その車窓では・・・

　雲の間から一点集中しているような朝の日差しが、宍道湖面に反射しています。

　一層の小舟が、朝の穏やかさを象徴しているようにも見えました。

　そんな湖面を見つめ続けていると、行きに観た美しい造形の島式ホームをもつ駅・秋鹿駅に到着しました。列車行き違いで、しばらく停車とのアナウンス。車両を降りて、3000系(南海21000系)を記念に観察しました。

　フロントにおかれた「松江温泉」の行先表示が手作り感満点です。

　駅そばの建物とも合いますねー。

　車両上部にはオーソドックスなひし形のパンタグラフ。

　下部には、3000系の名板が銀色に光っていました。ホームの割れ目から顔をだしているタンポポとの相性がイイ感じです。

　バックミラーまで備えた3000系が見つめる先には・・・

　光り輝く宍道湖面と自分の姿が映ったホームのミラーでした。

　その先から・・・

　塗装色は異なるものの、兄弟が並んで停車です。

　青と黄色の一畑色には、目玉の親父が描かれていたりして、松江が鳥取県境に近いことを実感しました。

　待ち人来たりて、出発進行！