海に日本一近い（といわれた）駅へ［第1回］・・雲海を泳ぐ飛行機で出発

　雲の上まで上昇したJALの737機は、空そのものの青さと只々白い雲の間を滑っているかのようでした。すっごく滑らかなクロールで雲海を泳いでいるようにも見えます。

　その雲、ところどころ厚みの薄いところがあって、地上の様子を見ることができました。

　東京・神奈川西端、高尾山と丹沢山系に挟まれた宮ケ瀬湖。変形ヒトデみたいな形が地図帳で見た通りです。

　緑が深くなるとともに、地形も険しくなり、深い谷には川のような・水たまりのような姿が現れました。

　平地の少ない日本、扇状地と言われる盆地も。

　ボンヤリとですが、富士五湖のひとつ河口湖です。

　湖の右下の大橋があるので、わかりやすかったです。

　そして現れた、富士五湖を覆うような白雲、汚れを知らないかのような・ただ青い空。

　南アルプスを目指し、さらに西へ進みます。

　山が高くなるところでは雲がまたちがった姿を見せてくれました。

　雲が切れてくると・・・

　木曽三川（濃尾三川）が現れました

　そして、地上の景色はここまで。

　メレンゲのような白雲たちです。

　雲の下には、梅雨という季節が待っていました。