三陸鉄道・北リアス線 宮古市・田老へ③(大堤防から田老駅へ)
・・・いつか見た田老駅をイメージします。
あの日から半年が過ぎました。いち早く部分復旧した北リアス線で、30数年ぶりに田老を訪れた記録の第3回、大堤防から田老に戻ります。
目の前の光景の前に、深い呼吸をし、シャッターを押し続ける時間がただただ過ぎて行きました。
田老港、後ろには破壊された堤防がひかえます。両親と一緒に旅行した三陸海岸名物のウミネコ遊覧船の姿が、記憶の奥だけで蘇りました。
湾に目を向けると、昔と変わらない青い海、緑の断崖のドラマチックな出会いがありました。そのなことが半年前にあったなんて信じられません。しかし、その手前では、湾の復旧に向けた作業が現実を物語っていました。
堤防の内側には、瓦礫が取り除かれた姿がありました。所々ある草々が、時間の経過を感じます。
奥にある家々が、運命の境界を感じました。境界のどちら側でも、苦しい思いが存在していることを感じました。
ヒマワリたちが見詰める光景も、いつかは過去の記憶のかなたにしまわれることでしょう。
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