宮古市・田老、下北半島・尻屋崎を目指して④ 山田線を宮古へ その1/3

 30数年前の想い出を今見つめたくて、北を目指した第4回。

盛岡駅発、本日最初の宮古行き列車・快速リアスに乗車です。

　新幹線からの乗り換え改札口では、吉永小百合さんのポスターの手前にずらりと案内掲示板が並んでいました。一番手前、快速リアスの案内です・

　盛岡駅の先は、山田線といわて銀河鉄道に別れます。新幹線開業のため、東北本線の在来線はいわて銀河鉄道に移管されてしまいました。駅名板を見ると、山田線のみ緑色のJR東日本カラーなのです。

　キハ110系に乗り込みます。

　発車すると、いわて銀河鉄道の列車が見送りしてくれました。

　旧・東北本線在来線を左手に見て、架線の無い1本の鉄路・山田線は右に進みます。

　盛岡の象徴・北上川を渡ります。川面がキラキラしていて、爽やか盛岡でした。

　直ぐに山間部に入り、トンネルが出迎えてくれます。

　一度で3回おいしい山田線。区界駅までの森林越え、区界駅周辺の高原雰囲気、閉伊川沿いの渓谷美。まずは、上米内駅でキハ110同士の交換です。

　駅名板にある、「大志田駅」は秘境駅です。本数が少ない山田線なのに上りも下りも1日1本しか停車しないのです。このリアスも通過します。

　山田線は大志田駅に向かい、森の中を進みます。

　見えてきました、大志田駅です！

　あっという間に通過し、しばらく進むと、トンネルの先に視界が開けてきました。分水嶺の区界駅はもうすぐです。