公開映画ベスト10回顧・その3 1984,5年作品 ナスターシャ・キンスキー,泉じゅんなどなど
1977年から本格的に小屋に足を運び、早30数年。ぴあの雑誌版も廃刊になった今、記録を残している1984年から2009年に向けた回顧をしています。その第3回、1984,5年の選外からです。
1984年
・殺したいほど愛されて
若い絶世の美女を妻にもった国際的な指揮者の妄想、ドタバタを描いたコメディなのですが、役者がイイんです(久々の川平調)。ダドリー・ムーアとナスターシャ・キンスキー。ダドリーのオトボケ味は1977年のコメディ大大大傑作・ファールプレイでおなじみですが、とにかく笑わせてくれます。ファールプレイのときは相手役ゴルディー・ホーンでしたが、Nキンスキーも言うことなし。翌1985年のパリ・テキサスの公開1年前でした。見つめられたら、言葉を失い・ただただ見入ってしまうだけ。目力のある女優でした。
(写真は、Amazonのアソシエイトプログラムを利用しています)
・しのぶの明日
結婚を目前に恋人の不注意から車の事故で失明した女性が、自殺まで追いつめられたところを盲導犬と共に希望をもって明日に向かって生きぬいていくという感動作。とにもかくにも、しのぶ役の紺野美佐子が幸せから一転不幸の際にたたされながら、ひたむきに生きていこうとする姿にジーンとしたのを思い出します。
・JトラボルタとOニュートンジョンのミュージカル・「セカンドチャンス」や、車が不死身のゾンビ化するジョンカーペエンター監督「クリスティーン」も忘れられません。
1985年
・それから
夏目漱石の有名な作品を、森田芳光監督が映画化したもの。ちなみに、このブログの”のようなもの”は森田監督の代表作にあります。それで、この作品 とにかく、出演者が凄いんです。松田優作,藤谷美和子,小林薫,笠智衆,中村嘉葎雄,草笛光子,風間杜夫, 美保純,イッセー尾形,川上麻衣子,羽賀健二,そして 泉じゅん!もでていたんです。軽い文芸作風でしたが、違和感なく好きな作品でした。
・キリングフィールド
カンボジアの内戦を描いていて、物語の内容に賛否あった作品です。それでも、国外に逃げるために急造したパスポート用の写真がうすく消えていこうとするハラハラ、死体・骨だらけの場所・道に衝撃は今でも忘れられません。
・「田舎の日曜日」のセピア風画面、「ビルマの竪琴」の中井貴一も印象に残っています。
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