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2011年8月10日 (水)

公開映画ベスト10回顧・その1 1984年作品 インディの興奮で揺れた有楽座が懐かしい!

 1977年から本格的に小屋に足を運び、早30数年。ぴあの雑誌版も廃刊になった今、記録を残している1984年から2009年に向けた回顧をしていきます。

 まだ、小屋(劇場)で鑑賞するのがあたりまえだった時代、1984年からスタートです。

 有楽座、日比谷映画が閉館し、日劇マリオンが開館した、劇場のターニングポイントにもなった重き年でした。

 

10 欲望のあいまいな対象

9 パッションダモーレ

8 ワンス・アポン・ナ・タイム・アメリカ

7 人魚伝説

6 地獄の7

5 上海にかける橋

4 スプラッシュ

3 廃市

2 カメレオンマン

1 インディジョンズ・魔宮の伝説

 

7位、白都真理さんの体当たり濡れ場でひそかに知られた日本ATG作品です。とあることの目撃者となったために夫を理不尽に殺され、自分も命を狙われながらも復讐の人魚と化していく姿に、バイオレンス作品であることを超越した気高さに、ぞくっとした記憶が蘇ります。

 5位、中国映画祭で観た作品です。当時の中国ではなかなか受け入れられなかったであろう、今でいうシンングルマザーの苦悩と思い、そこから得られる幸せを共感できる作品でした。

 

 3位、パンのCMや三谷幸喜さんとの離婚で話題になった小林聡美さん主演、大林監督の16ミリ作品です。下北沢の小さな小屋での単館上映でした。九州・柳川の旧家を舞台に広げられる姉妹の静かにも熱き恋物語が繰り広げられます。

 

 2位、ウッディアレン、ミアファローの抜群のコンビネーションで笑わせてくれます。これも、新宿の小屋で単館上映でした。ゼリグという、思いこんだら誰にでもなってしまう、カメレオンマンと呼ばれる男性と、それを見守る女医さんとのやりとりが素敵です。

 1位、言わずもがなの1作。初日第1回に行きました。熱気に燃えた有楽座が揺れたシーンは、無人の貨物輸送機からのゴムボート脱出での見事な着地(その後大変でしたが)、トロッコでレールが無くなってジャンプそして・・のところです。揺れただけでなく歓声も凄かった。まさにライブ感覚でした。今でもその記憶が蘇るほど強烈だったのです。

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