災害支援で活躍 -磐越西線① 鉄道旅行の魅力満載路線-
福島の燃料不足解消のために3月26日 郡山駅に向け石油列車が走りました。
ニュース写真ではDD51機関車の重連と牽引されたタンク車10両が、磐梯山を背景にして力強く走行する姿が紹介されていました。そうです、この石油列車の走った路線こそ、磐越西線なんです。最近では、SLばんえつ物語号など観光面で少しずつ知られてきていましたが、今回の災害支援で全国に改めて知られることになりました。福島民報にも「非常時に物流の頼みの綱となった」と磐越西線をたたえています。もちろんJR貨物とJR東日本の迅速な連携プレーあってのことで、ここでも関係者のご尽力に頭が下がります。ちなみに、中越地震の時は、逆に上越線が不通になり、東北本線と連携した迂回ルートになりました。
この磐越西線、4月9日に紹介した磐越東線の起点駅・郡山駅と新潟県新津駅を東西に結ぶ175.6kmの路線です。東北本線・常磐線が寸断されている中、関東からの唯一の迂回ルートになり、上越線-信越本線とリレーして、郡山駅へのアンカーとして、今回の活躍につながりました。磐越西線ってどんな路線なのでしょうか。平野、森林、川沿い、山麓、湖といった「いわゆる山あり谷あり」自然の中を走り、沿線には温泉、城下町、古民家、高原、スキー場、鉄道遺産を擁し、半分非電化ディーゼルー・半分電化電車、加えて観光SLまで活躍する、鉄道旅行の魅力を満載した、キハのオキニ路線の一つです。(写真は、SLばんえつ物語号を牽引するC57 と 会津若松駅でのキハ110系とモハ719系の出会い)
非電化区間がメインの新津駅-会津若松駅間と電化区間の会津若松駅-郡山駅にわけて、その魅力を記していきます。
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