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2011年4月

2011年4月30日 (土)

杏里な夜・・六本木 70&80年代 フェバリット・ソングス その15①②③

 ミッドタウンのBillboard Tokyo 開催された杏里のライブの興奮を引きづりながら帰宅しました。もはやスタンダードナンバーとなった『オリビアを聴きながら』、甲子園・春の選抜行進曲にも選ばれた『Cat’s Eye』といった有名どころのみならず、夏に似合うダンサブルな曲やバラードなど動と静を併せ持った魅力にいっぱいのシンガー・杏里のライブです。客層はやや高めで40代くらいが多かったでしょうか。

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オープニングは1991年のNutralコンサートツアーとまったく同じ。雷や水の音効果音から始まり、楽器の音がからみあい、そこに赤ちゃんを含む家族の短い言葉が重なっていきます。最後に杏里(?)のささやくような[I Love You]、続くキーボード。そして、『Back to the basic』が始まるのです。20年ぶりに再見した、このライブの始まりは鳥肌ものでした。

大好きな曲①Summer candles ②オリビアを聴きながら を交えながら、③悲しみが止まらないラストまで、杏里ワールドです。

特に②オリビアを聴きながらではサプライズが。何と尾崎亜美が登場したのです。お互いのコンサートにちょいちょい顔を出している様子が紹介されました。このコラボ、尾崎亜美が奏でる電子ピアノの音色に杏里の歌声が重なっていきます。そして、尾崎亜美が数フレーズを歌い、ときには2人で。

何という贅沢なライブでしょうか。終わっても余韻を引きずる引きずる。

帰路、ミッドタウンから六本木の街へくりだした途端、ステップを踏みたくなる気分なのでした。ありがとう杏里、亜美さん。

(写真(Nutral)は、Amazonアソシエイトプログラムを利用して使っています。下記はAmazonのリンクです)

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2011年4月29日 (金)

4月29日 復活! JR東日本 ”はやぶさ”

 429日昭和の日、50日のときを経て東北新幹線が全線営業再開しました。東北復興の大きなきっかけとして、朝から新聞・ニュースが大きく取り上げています。

全線開通ということは、そうですはやぶさが復活する日でもあります。

華々しいデビュー1週間で、その舞台を奪われたはやぶさ。だからこそ、この復活が、その雄姿が、東北復興のシンボルでもあります。

仙台駅6:26発のはやぶさ502号が、東京駅乗り入れ第1番列車として8:32に到着しました。写真は西日暮里駅ホーム横を通過する雄姿です。ほどなく上野トンネルに吸い込まれて行きました(写真斜めってます)

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 折り返し、東京駅8:44発のはやぶさ501号が、遅い春をむかえている東北に向かってつき進みだしました。このあと12:49に新青森駅着。はやぶさの役割、単なる人の輸送だけではありません。支援、観光、帰省・・・いろいろな思いをたくさん乗せて、いざ北へ。

たのむぞ、はやぶさ!

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2011年4月28日 (木)

ベストヒットUSA 80年代特集③ ’81ベスト10から

 1981年の中から気になる作品を。

 9位 Keep On Loving You REOスピードワゴン

8位 Private Eyes ホール&オーツ

7位 Women ジョン・レノン

5位 Who's Crying Now ジャーニー

4位 The One That You Love(シーサイド・ラブ) エア・サプライ

3位 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 『クリクロ』('70&'80お気に入り14)

1位 ベティデイビスの瞳 キム・カーンズ

 4位エア・サプライは、『クリクロ』とはまた違ったAORの大御所です。どこまでも飛んで行ってしまいそうなハイトーンボイスが、心を穏やかにしてくれます。それでいて、サビでは大盛り上がりをする。AORファンにはタマりません。オーストラリア出身ということで、ゴールドコーストをイメージしちゃうところも、彼らにとってプラスでした。でも、MTVを拝見した時には、チョット動揺したのも事実です。岡本真夜さんの紅白歌合戦出場につうじる意外さがありますけれど、ハイトーンボイスの素晴らしさの前には、ただウットリするだけです。

 9位REOスピードワゴンは、『涙のフィーリング』がもっとも有名かもしれません。REOのファンがこの曲の入ったアルバム『Wheels Are Turnin』のダビングテープをくれたときに添えられた一言「あんまり売れていないけど、がんばっているグループです」の意味が後になってわかったものです。爽やかさのある曲を多く作っていますね。

 3位またまた出ました『クリクロ』。映画のテーマ曲『アーサーズ・テーマ』という名前の方に親しみをもつかたもいらっしゃるかのしれませんが、どうですか この邦題。素敵と思いませんか。昔の映画邦題の付け方にもどこか似ていて親しみがわきます。南から来た男に始まり円熟・集大成のようなこの一曲。今晩も聴いて眠ることにしましょう。

 1位正直「えっ」って感じました。書いてありませんが2位のエンドレス・ラブかと思っていたのです。しかし一度聴いたら忘れられない彼女の歌声。この曲の成功は彼女のかれぎみな歌声なしにはなかったでしょうね。

 それと8位の超有名ポップデュオのホール&オーツ。意外と耳に残っているのは『マンイーター』です。短いベース音から始まり、打楽器入ったりするR&B風の不思議曲。当時のベスヒットUSAを思い出させる一曲でもあります。

(写真『シーサイド・ラブ』は、Amazonアソシエイトプログラムを利用して使っています。下記はAmazonのリンクです)

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2011年4月27日 (水)

ベストヒットUSA 80年代特集② ’80ベスト10から

 1980年の中から気になる作品を。

 10位 風立ちぬ(Ride Like The Wind) クリストファー・クロス

7位 Magic オリビア・ニュートンジョン

5位 Another Brick In The Wall ピンク・フロイド

4位 Woman in Love バーブラ・ストライサンド

 3位 Sailing クリストファー・クロス

2位 It's Still Rock And Roll To Me ビリー・ジョエル

1位 Call Me ブロンディ

 4位バーブラといえば『追憶』なのですが、ビージーズからサポートを受けたこの曲は、軽いリードギターとドラムスのイントロから始まり、高音でささやきかけるようなバーブラの歌声が優しいんです。ところどころ入るバックコーラスや、一転してサビで歌いあげるところなど、万人に愛される要素のつまった1曲です。

 5位ピンク・フロイドは82年の映画『ザ・ウォール』という超難解な、アルバムの曲を映像化してつづかせた作品で、「よくわからないケドなんか凄い」印象を植え付けられました。そんな映画を何で見に行ったかというと、監督がアラン・パーカーだったからです。話はそれますがこのパーカー氏、1977年作品『ミッドナイトエクスプレス』1作でオキニ監督になりました。麻薬密輸、獄中といったダークな内容ながら体験しているような錯覚をおこし息苦しくなるような異色の青春映画なのです。

 3,10位この年は、何をおいても『クリクロ』です。グラミー賞5部門もうなずける最高の1枚『Christopher Cross(なぜか邦題は、南から来た男)』からの2曲です。328日山下達郎のところで千回以上なんたらと記載しましたが、このアルバムもそれに匹敵するくらい聞いています。AORという音楽ジャンルを知ったのもクリクロのお陰。この有名2曲以外にも1曲目のジャジャジャジャ・・・Say You'll Be Mineのクリアーな声で引き込まれ、2曲目のI Really Don't Know Anymoreで空に突き抜ける、7曲目のThe Light Is Onではそばで軽く歌いかけてくれている感じになる。クリクロもう離せません。

(写真(南から来た男)は、Amazonアソシエイトプログラムを利用して使っています。下記はAmazonのリンクです)

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2011年4月26日 (火)

ベストヒットUSA 80年代特集①

 BS朝日で、1980年代10年間の各年ベスト10を特集しました。

 取り急ぎ1980年について、1位はブロンディ。Call Meです!!!

 新宿のディスコ・カンタベリーハウスで踊ったのが懐かしいです。ちなみに、一緒にかかっていて印象強かったのがYMOのライデーン。思い出したらゾクゾクしてきちゃいました。

 小林克也が人気女性アーティストの変遷を話していました。カレン・カーペンター、オリビア・ニュートンジョンと続いた人気女性アーティストが、この年一気に デボラ・ハリーになったそうです。確かになんともいえない大人(当時の自分からして)を感じたものです。

 

 これから数回、この特集に関することを取り上げる予定です。

 いまだに活躍・有名どころの シカゴやマドンナ、Vヘイレン、Mジャクソン、Hヒューストンなどはもちろん登場しましたが、

Cクリス、Kカーンズ、ジャーニー、サバイバー、メンアットワーク、アイリーンキャラ、REOスピードワゴン、Jパー、Gエステファン、スターシップなどなど 本当に懐かしかったのです。(今晩、いい夢見れるかなあ)

(写真は、Amazonアソシエイトプログラムを利用して使っています。写真はAmazonのリンクです)

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2011年4月24日 (日)

今観たい映画/勇気もらえる映画(2)(お気に入り14)-スタートレック4・故郷への長い道

 澄み渡った青空がひろがる東京の朝(荒川区から文京区側を遠望)。総鎮守として日暮里を見守っている諏訪神社の木々が、あざやかな緑色に萌えています。青空とのコントラストも1枚。

 数あるスタートレック作品の中で、エンタープライズ号がほとんど現れない異色の作品です。地球を救う、この1点を描いています。何が起きたか・・・。1987年の作品で丸の内ピカデリー系での上映でした。

23世紀の地球は、近づいてくる うまか棒もどきの 謎の探査宇宙船が放つ強烈なエネルギーのために、電波が荒れ、暴風雨など頻発する大規模な災害に襲われていました。カーク船長は探査宇宙船が発する音波をキャッチし、分析の結果、ザトウクジラの声であることを突き止めました。23世紀には死滅しているクジラを過去より連れてきて、地球上にクジラが生存することを知らせないと、この宇宙探査船は去らないのです。カーク船長たちクルーは、クジラを求め、クリンゴン船で20世紀にタイムスリップする、という物語です。

クルーたちが経験する20世紀のカルチャーショックに笑いつつ、クジラをどう23世紀につれていくか、はらはらした展開が続きます。クジラと聞くと、環境問題云々とか思いがちですが、そんな説教じみたものではありません。クジラを要にしていますが、地球を救うためのクルーの活躍に引き込まれます。福島某所で精いっぱい対応されている皆さんと、どこかかぶりそうなところが、この作品のことを思い出させてくれました。

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2011年4月23日 (土)

今聴きたい1曲-岩崎宏美「未来」('70&'80その13)

 荒天の週末・土曜日。雲やいろいろな暗いことを吹き飛ばしてくれるような1曲を聴いています。

この先に何が待ち構えているかわからない。でも、立ち止まってはいけない。将来に向かって。「未来」という言葉には、そんな響きがあります。若い彼氏と彼女の未来。恋愛の思いを綴った詩ですが、圧倒的な歌唱力をもつ岩崎宏美が歌いあげるディスコサウンド歌謡曲は、スケールの大きさを感じさせます。

バイオリンとリードギター、ドラムがせりあがるようなアップテンポを刻むイントロ。かぶさるように、いきなりサビの歌唱から始まります。「ああ私の未来はあなたと同じ。あなたの未来は私と同じ・・・」何とストレートな表現でしょう。彼女にそう抱かせた彼の行為が、ディスコサウンド調の曲の中で綴られていきます。「小さいけれど しあわせをあげると あなたは抱きしめる」スタ誕から爽やかにデビューした岩崎宏美は、みんなの同級生みたいな存在でした。「未来」の詩は、そんな彼女が歌ったからこそ心に響いたのかもしれません。

今もYou Tubeで、この「未来」に逢うことができます。

1976年、「デュエット」でデビューしてからシングル5曲目、週間売り上げは残念ながら2位にとどまりました。大ヒット曲・ビューティフルサンデーの壁が立ちはだかっていたのです。でも、それは仕方のないこと。アイドル歌謡曲の「未来」が、岩崎宏美の歌唱力・和風ディスコサウンドで、たくさんの人に受け入れられた証拠です。

(写真使用にあたっては、Amazonのアソシエイトプログラムを使用しています。下記写真はAmazonへリンクです)

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2011年4月20日 (水)

災害支援で活躍 -磐越西線④ 磐梯山のふところを走る 会津若松駅 から 郡山駅-

 326日に走った石油列車。会津の象徴・磐梯山をバックにしたDD51+タンク車の雄姿が映し出された写真をWeb でたくさん拝見しました。磐梯山に負けない、本当にたくましい姿がそこにあったのです。

 会津若松駅から磐越西線東端の終着駅・郡山駅までは、それまでの川沿いではなく、磐梯山をランドマークとした高原鉄道的な中を、電化された鉄路が続きます。スイッチバックするような形で、今来た喜多方駅方面へと進みます。ほどなく、左側に分岐する「森と水とロマンの鉄道」部分に別れを告げ、そして東長原駅で会津盆地ともサヨナラをして、磐梯山のふところに入ります。木々の合間から見える磐梯山。特に、この磐梯山の車窓から見える方向の変わること。進行方向前面かと思えば、右手に、かと思えば左手に、いやいや後方に。これも、東長原駅-磐梯町駅-翁島駅間の勾配スネーク路線部分が影響しています。これでもかと!というくらいのクネクネ路線。途中、レトロな磐梯町駅がいい感じです。単線なので、列車交換もあります。この日、東長原駅では上野駅からの特急あいづとすれ違いました。

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 翁島駅からは磐梯山を背景にして、高原列車のような光景が続きます。猪苗代駅は冬は各スキー場、夏はハイキングの五色沼や中の沢温泉などの磐梯レジャーの起点駅。そして途中、猪苗代湖をちら見すると、路線は森の中に入ります。そして、往年のスイッチバック駅・中山宿駅に入ります。

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 現在は、スイッチバックではなくなりました。30年ほど前に普通列車で初めて降り立った時は、冬の1月で、ホームに積み重なった雪で、雪合戦を楽しみました。

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 郡山市の奥座敷である磐梯熱海温泉()を過ぎてしばらくすると人家が増え、ビル群を遠望できるようになると、郡山駅はもうすぐです。

 観光路線・磐越西線が、復興支援という もうひとつの姿で注目を浴びました。東北新幹線が425日に仙台駅まで復旧するとのニュースが流れ、東北本線も復旧へ。しかし、今回の磐越西線の活躍は、多くの人の記憶に残ることでしょう。ありがとう、磐越西線。

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2011年4月18日 (月)

災害支援で活躍 -磐越西線③ 森と水とロマンの鉄道 津川駅から会津若松駅-

 阿賀野川流域の中心地であり、阿賀野川水運と会津街道の中継地点として栄えた町・津川。狐の嫁入りで有名です。阿賀野川流域と一体化して進んできた磐越西線は、この津川駅から、森と水とロマンの愛称にふさわしい区間に入ります。

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鹿瀬駅、日出谷駅、豊実駅間は、駅の周辺こそ民家があるものの、その大部分が、緑あふれる森と豊かな水をたたえた阿賀野川とのロマンあふれるコラボになっているのです。阿賀野川の穏やかな水面には、川面までこぼれそうになっている森の木々たちが映し出されているではありませんか。乗車したディーゼルカーの窓に顔を貼りつけて、その優雅な自然と時間を共有化してしまいました。

ところで、この中の日出谷駅は、まぼろしの駅弁・とりめしで有名でした。上野駅発郡山駅経由新潟駅行き急行いいで  この駅弁・とりめしは、磐越西線の貴重な遺産です。豊実駅からほどなく新潟県とお別れし、福島県に入ります。

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尾登駅付近 阿賀野川の川幅が太くなってくるとやがて河口堰のようなダムが出現しました。山郷ダムです。阿賀野川が発電にとっても重要な役割を担っていることを感じさせます。喜多方市に入って、山都駅を過ぎると、明治の鉄道遺産・ボルチモアトラス式の一ノ戸川橋梁に差し掛かります。車両をさえぎるものがないその姿は、鉄道写真の撮影ポイントとして有名です。今回は列車からの眺めをどうぞ。

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つぎの停車駅・喜多方駅はあまりにも有名な蔵とラーメンの街。いままでのJR新潟支社管轄が、仙台管轄に変わる駅でもあります。今から30年ほど前、夜行急行ばんだい号で真冬に到着したときには、廃止された日中線に乗り熱塩駅まで乗車しました。山のような雪に埋もれた終着の熱塩駅には驚かされた記憶があります。喜多方駅を出発すると、森を離れ会津盆地を進む磐越西線。目の前には会津の象徴・磐梯山がそびえています。進行左側から路線が近づいてくると、合流地点の駅・会津若松駅はもうすぐです。この会津若松駅で「森と水とロマンの鉄道」愛称は終わりです。磐越西線のもう一つの姿が待っているからでした。

 

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2011年4月17日 (日)

災害支援で活躍 -磐越西線② 森と水とロマンの鉄道 新津駅から津川駅-

 スカイツリーも春おぼろにつつまれた4月17日です。磐越西線の記述を続けましょう。

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 磐越西線 西の起点・新津駅は信越本線上にあり、秋田駅までの羽越本線南端の起点駅でもあります。JR東日本の車両工場も近隣にあり、まさに新潟県鉄道の中軸をになっているのです。加えて、駅弁の種類も多く、オキニの三色だんご(43日に紹介)も味わえるので嬉しい限りです。信越本線も羽越本線も電化しているので、この新津駅で出会うデイーゼルカーは、皆 磐越西線のものです。この日もキハ47系が出迎えてくれました。なんといっても、手差し式行き先プレートがいい感じです。新津駅発車後、越後平野を目で楽しみ、ディーゼル音を耳で楽しみ、三色だんごに舌鼓を打ちます。

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 新潟平野南東部を進み、五泉駅を過ぎて、新津駅から30分程走ると、馬下駅からは平野にも別れを告げ、森の中に入り込んでいきます。やがて、阿賀野川がすぐそばに。沿線有数の温泉地・咲花駅に到着です。ホーム1面のみの小さな小さな駅。

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 けれど、SLばんえつ物語はしっかり止まります。観光客の下車もチラホラ。ちなみに阿賀野川沿いに湧く温泉露天風呂に入浴すると、目線は川面と同じになって、まさに一体感を感じることができます。

 咲花駅を過ぎると、まさに森と水とロマンが広がっていきます。阿賀野川と、両岸をおおう森の風景に、ディーゼル音が重なり、鉄道旅行の醍醐味を味わえるのです

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 新津駅を出発して1時間強、阿賀町の中心地・津川駅に到着します。観光列車のSLばんえつ物語号もここで小休止。森と水とロマンの路線はその真髄に向かい、さらに東に進みます。

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2011年4月16日 (土)

災害支援で活躍 -磐越西線① 鉄道旅行の魅力満載路線-

 福島の燃料不足解消のために326 郡山駅に向け石油列車が走りました。

ニュース写真ではDD51機関車の重連と牽引されたタンク車10両が、磐梯山を背景にして力強く走行する姿が紹介されていました。そうです、この石油列車の走った路線こそ、磐越西線なんです。最近では、SLばんえつ物語号など観光面で少しずつ知られてきていましたが、今回の災害支援で全国に改めて知られることになりました。福島民報にも「非常時に物流の頼みの綱となった」と磐越西線をたたえています。もちろんJR貨物とJR東日本の迅速な連携プレーあってのことで、ここでも関係者のご尽力に頭が下がります。ちなみに、中越地震の時は、逆に上越線が不通になり、東北本線と連携した迂回ルートになりました。

この磐越西線、49日に紹介した磐越東線の起点駅・郡山駅と新潟県新津駅を東西に結ぶ175.6kmの路線です。東北本線・常磐線が寸断されている中、関東からの唯一の迂回ルートになり、上越線-信越本線とリレーして、郡山駅へのアンカーとして、今回の活躍につながりました。磐越西線ってどんな路線なのでしょうか。平野、森林、川沿い、山麓、湖といった「いわゆる山あり谷あり」自然の中を走り、沿線には温泉、城下町、古民家、高原、スキー場、鉄道遺産を擁し、半分非電化ディーゼルー・半分電化電車、加えて観光SLまで活躍する、鉄道旅行の魅力を満載した、キハのオキニ路線の一つです。(写真は、SLばんえつ物語号を牽引するC57 と 会津若松駅でのキハ110系とモハ719系の出会い)

 

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非電化区間がメインの新津駅-会津若松駅間と電化区間の会津若松駅-郡山駅にわけて、その魅力を記していきます。

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2011年4月13日 (水)

「4月16日版 週刊・東洋経済 『鉄道被災』」 特集に感謝、そして・・・。

 何とインパクトのある表紙でしょうか。津波で被災した海岸部の中を力強く走行する三陸鉄道の36形(さんりく形)列車の姿。復旧/復興へのたくましい姿が見事に写し出されています。胸にきざみこまれる1枚です。

 特集の記事も鉄道ジャーナリスト・土屋武之さんの記事など、読み応えあっただけでなく、内容に同感/共感してうなづいてしまいました。

(Amazonのアソシエイトプログラムを使用しています)

 表紙の区間、322日にこのブログでこの三陸鉄道北リアス線を紹介しました。この北リアス線の宮古-田老間が今回被災した三陸海岸沿岸部を走る鉄道の中で、いち早く16日・・あの日からなんと5日後に運転再開しました(三陸鉄道のweb siteから)。しかも復興支援列車として、なんと運賃無料で運転されたのです。素早い復旧だけでも関係者のご尽力に敬意を表したいのに、「地域の足だから、地域のために無料で」なんて、月並みな言葉ですが胸を撃たれました。なんという使命感、第3セクターだからあたりまえと言う人もいるかもしれませんが、きっとこの復旧にご尽力された方々だって被災されてるはずなんです。そこを、地域のためにがんばられた。「○○のために」には人によりアレルギーもある言い回しかもしれません。でも、ここにある「地域のため」には、思惑に乗せられることのない自発的な純粋な「ため」であることを、ストレートに感じました。

 とにもかくにも、この表紙の写真を見て、三陸鉄道関係者の5日間に、そして その純粋でひたむきに力一杯がんばれられたさまに、思いをはせてしまいまったというのが素直な感想です。観光客として数回乗車しただけのいち乗客でしたが、三陸鉄道なければ、出会えなかった海、森、トンネル、運転手さん、地域の乗客の方々、宿の人、などなど、自分の人生の一部分になっていることは確かです。そのようなことを考えていて、改めて自覚しました。三陸鉄道や久慈線、山田線、大船渡線、気仙沼線、石巻線、仙石線などに関心を持ち続けよう。好きな人を思い浮かべるように。

復興や復旧に向けていろいろな支援があります。ボランティアなど現地で直接的な支援ができれば一番でしょう。義捐金など間接的な支援もあります。でも、ここを訪れた自分が、ずっと関心を持ち続けるという形もあるのかなあって。

目には見えないけど、お互い知らない人や地域とのつながりが、そこにはあるのですから。大切な絆が。(写真は、観光列車使用時の36形。3月21日分他再掲 と 気仙沼線の大谷海岸駅ホームからの1枚 3月19日分再掲載)

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2011年4月10日 (日)

4月10日 桜の存在感 と 今観たい/勇気をもらえる映画(1)「ライフ・イズ・ビューティフル」

 昨日からの曇天を引きづった東京の空。そんな中でも、あちらこちらで桜が力いっぱいその魅力を私たちに披露してくれています。日暮里付近 JR線内側高台の桜たち、こぼれそうなくらいの桜の木もあれば、写真右側の諏訪神社境内にひっそりと咲いている桜の木もあります。いろいろなところで、いろいろな姿の桜の木が、たくさんの人たちに、それぞれの思いを描くお手伝いをしてるのでしょうね。

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 元気になるもの。歌、そして映画もそのひとつのように思えます。何かの機会にぜひ・・という作品を紹介していきます。ただ笑う。いいことです。加えて「夢や希望を感じ、時には勇気をくれる、それでいて どこかしみじみしてしまう」、そんな作品を振り返ることにします。その第1回。は、

「ライフ・イズ・ビューティフル」

 極限状態に置かれたユダヤ人収容所でも、決して希望を捨てずに明るく最愛の小さき息子に接し、夢を与えていく・・。1997年のイタリア映画で、アカデミー賞主演男優賞を受賞しかつ・脚本もこなしたロベルト・ベニーニの劇中姿が、しばらく脳裏から離れなくなるくらい素晴らしいんです。時は第二次世界大戦初期。場所は北イタリア。家族3人で明るく・なごやかな まさに小さな幸せのただ中で生活したのですが、侵攻してきたドイツ軍により強制収容所送り。

ここまでは、よくある話かもしれません。しかし、収容所に連れて行かれてからの小さい息子とのやりとりが、この映画を忘れられないものにしていくのです。母と引き離され不安がる息子に対し、父親は嘘をつくんです。「これはゲーム。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点されるんだ。いい子にしていれば点数がもらえて、100(1000?)になったら勝ちで、勝ったら、戦車に乗っておうちに帰れるんだ」 

最後には悲しいシーンがあるのですけれど、小さき息子は父の言っていたことが本当であったことを目にするのです。連合軍の巻き返しなのですが、小さい息子には関係ありません。ゲームに勝ったのです。最後はファンタジーといっても良いくらい。Rベニーニの喜劇役者ぶりとあわせ、笑わせて泣かせてじんわりさせる。今、真っ先に思い浮かんだ作品です。鑑賞券半券も、小さな幸せを語りきっていました。

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2011年4月 9日 (土)

復旧への祈りを込めて-磐越東線-

 花曇りの4月第2土曜日 朝。テレビのニュース番組では一昨日夜の余震関係の報道をしています。復旧に向けて関係者ご尽力してくださっている鉄道の各路線にも、余震の大きい影響がでました。そのような中、大きな問題発生の範囲に、その路線東端がかかっている磐越東線は、「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称とは真逆の緊迫した状況下にあります。磐越(西・東)線・西側の起点である新潟県新津駅から郡山駅で西線から東線と呼び名を変えて東端の福島県いわき駅まで2年前に乗車した時の記憶です。

 西側の磐越西線は、SLばんえつ物語号、蔵の街・喜多方、城下町・会津若松、磐梯山、猪苗代湖、磐梯熱海・東山など著名温泉の数々で、見る・食べる・入浴するをすべてカバーした観光路線としての存在感を高めています。

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 一方、東側の磐越東線は、三春のしだれ桜、あぶくま洞などの観光地は控え目な半面、郡山市・いわき市の県を代表する街を両端に持つ地ことから、通勤・通学など地域の交通手段として活躍しています。

 郡山駅を出発すると、非電化のもとキハ110が住宅地交じりの畑・林を通り、あぶくま高地を東へと進みます。

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 途中、沿線最大の街、また小野小町の生誕伝説もある小野新町駅から、若干風景が変わります。高い山々は無いのですが、民家が減り、森の中を進みます。キハ110の大きな窓から下をのぞくと、夏井川の並走が見えました。夏井川渓谷の一端です。ゆうゆうあぶくまラインを感じることしきり。ほどなく、家々が増えてくると2003年までは日本最大の面積を誇っていたいわき市入りました。郡山駅を出発して85.6km・1時間34分、常磐線中心の駅・いわき駅に到着です。平駅と呼ばれていた時代が懐かしくもあります。手作り感一杯の駅スタンプを記念にしました。

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 特定施設が頻繁に報道されている中、鉄道施設はもとより、生活路線として愛用されていたキハ110車内の皆さんに、普段通りの笑顔が戻ること祈ってやみません。遠くからの支援が役立ちますように。

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2011年4月 6日 (水)

4月6日快晴 上を向いて歩こう!桜の季節

 5日に家族が撮影した上野公園の桜と、今日朝 開成高校そばでドキリと目に飛び込んできた「さくらの花」です。思い切り、上を向いて歩いてしまいました。晴天とあいまって、桜の鮮やかさが引き立ちます。

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 上を向くと、舎人ライナーや、復旧が一番難しいといわれている常磐線の快速電車が、いつもの朝通り活躍している姿も、改めて目にとまりました。すがすがしい朝に感謝して、今日1日が始まります。

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2011年4月 3日 (日)

桜チラホラ4月3日 今だからこそ、ガンバレ!JR東日本-快速・きらきらうえつ-

 花曇りで寒い4月第一日曜日の東京。上野の花見も自粛されています。国立博物館のサクラをみても、とても控え目な感じがしました。

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 そんな中、JR東日本で只今がんばっているジョイフル・トレインを紹介します。沢山ある中で運転している(出来ている)のは2つ。130日に取り上げたリゾートビューふるさと と 今回登場する きらきらうえつ です。

 新潟県-山形県-秋田県を日本海側沿いに結ぶ大動脈であることに加え、新潟県・山形県境に「笹川流れ」という白砂青松渓谷美の海岸線景勝地を持つ路線・羽越本線を走る観光列車です。

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 特急につかわれた485系車両を改造しており、外観塗装はレインボー。日本海に映える日差しのキラメキを象徴していて、観光列車の雰囲気バッチリでした。5年前に乗車、10:15に新潟駅を発車し166km北東の酒田駅まで、2時間40分程の旅です。笹川流れの図を1枚。

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 4両編成の車両の内、3両が座席車、1両が売店を備えたラウンジカーです。先頭はフリースペースになっていて沿線風景を運転手さんアングルで望むことができるのです。ラウンジカーはボックス席で、歓談しながら食事等するのにピッタリ。さらに、沿線紹介もパネル形式でわかりやすくなっています。

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 この時は、新潟駅からあつみ温泉駅まで乗車しました。海岸風景を目で堪能しながら、羽越本線を走る485系台車の軽やかなレール音を耳で感じ、新潟訪問際に必ず購入してしまう三色だんごを賞味する。ああ~、行きたくなってしまいました。このような時だから、ガンバレ!きらきらうえつ!

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2011年4月 2日 (土)

復旧への祈りを込めて-阿武隈急行線-

 宮城県柴田町にある東北本線・槻木駅から福島駅まで、阿武隈川沿いを南下する路線です。東北本線ルートの候補にも昔なっていて、一部が国鉄時代の丸森線でした。HPで確認すると、部分復旧しており、阿武隈急行関係者の精いっぱいのご尽力に頭がさがります。しかし、線中央部の角田駅-梁川駅、保原駅-瀬上駅 が復旧の見込み立っていないとのことです。宮城県南部・福島県とういうと違う問題に集中していますが、ニュースにでていない地元の貴重な交通手段にも、甚大な被害あることを改めて認識し、できる活動をせねば と改めて心しました。

 3年ほど前の鉄道記念日、槻木駅から福島駅まで乗車しました。

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 分岐駅の槻木駅は、ごくごくよくある町の駅です。JRホームの先っぽに、この第3セクターのホームがあります。8100系電車・2両編成の先端には記念のテッピーが飾られています。鉄路と帽子をイメージしてカワユイ。8100系との相性もばっちり。槻木駅を発車した8100系は、市街地のち田園地帯を南下します。乗客はちょっぴり。

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 途中、角田駅を通り、阿武隈川に並走して走ります。深い渓谷ではないものの、ゆったりと流れるその存在感は路線名にふさわしいのです。ほどなく、列車交換する梁川駅へ。1本過ごして、のどかな風景の中に身を置きました。

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 ホームをながれる秋風が心地よかったですね。梁川駅からは福島市内に向けう乗客で、徐々に車両はにぎやかになってきました。途中 保原駅では名産の桃をかたどった駅名票がイイ感じ。

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 そして槻木駅を出発し約2時間半、街並みにビルが見えてくると終着の福島駅なのでした。第3セクターとして十分に活躍している阿武隈急行、地元の方のために復旧を願ってやみません。

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2011年4月 1日 (金)

4月1日年度初め 元気の出る歌だ!! Mステ 元気の出る歌ベスト120位のBest20も。

 こいういう時、元気が出るのは歌! 歌の力って凄いです。一時、お笑いやバラエティにとって代わられてた歌番組が、特番でラインナップされるのは、夜ヒットやザベストテンなど70&80年代に歌番組で育った身にとって嬉しい限りです。

 4月1日は、Mステで3時間の特番です。元気の出る歌ベスト120。ヒデキのYoungmanWinkの愛が止まらないより下位など「?」もあるのですが、それなりに好い曲がそろろっています。1位のボーカルだった坂井泉水さんのご冥福を改めてお祈りしながら、負けないで、とっても大切な言葉。沁みます。

◇   ◇   ◇

 1-20そして27位は次の通りでした。

27

YAH-YAH-YAH

チャゲ&飛鳥

20

浜崎あゆみ

Evolution

19

Dreams come true

うれし!たのし!大好き!

18

Kinki Kids

フラワー

17

郷ひろみ

24千万の瞳

16

モーニング娘

LOVE マシーン

15

槇原敬之

どんなときも

14

藤井フミヤ

がんばりましょう

13

岡本真夜

TOMORROW

12

Happiness

11

サザンオールスターズ

みんなのうた

10

AKB48

ポニーテールとシュシュ

9

GReeeN

キセキ

8

いきものがかり

ありがとう

7

ウルフルズ

ガッツだぜ

6

果てない空

5

B’z

Ultra soul

4

Dreams come true

何度でも

3

Mr.Children

終わりなき旅

2

SMAP

世界に一つだけの花

1

ZARD

負けないで

 ここで、緊急70&80マイフェバその11,12を。

◇   ◇   ◇

YAH-YAH-YAH」(その11)

 飛鳥と同じように、拳を斜め上にあげて、「これから一緒に殴りに行こうか」。ん~、テンポあるメロディに乗せてまねしてしまう1曲です。これぞ、一体感。

(写真は、Amazonアソシエイトプログラムを利用して使っています。下記写真はAmazonのリンクです)



「うれし!たのし!大好き!」(その12)

 映画・山田ババアに花束を、の主題歌。のりの良さでは、ドリカム作品の中でもピカ1です。吉田美和の伸びやかな声が弾けたイントロに楽器のサウンドがかぶさってきて、釣られて一緒にハモりたくなってしまうのです。明るくハッピー、を体現した1曲。

(写真はこの曲をトップに収録したLove Goes On。このジャケットは、とっても素敵です。3人の仲良さが際立つ構図!見惚れちゃう!(Amazonへのリンクにもなっています))

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