4月10日 桜の存在感 と 今観たい/勇気をもらえる映画(1)「ライフ・イズ・ビューティフル」
昨日からの曇天を引きづった東京の空。そんな中でも、あちらこちらで桜が力いっぱいその魅力を私たちに披露してくれています。日暮里付近 JR線内側高台の桜たち、こぼれそうなくらいの桜の木もあれば、写真右側の諏訪神社境内にひっそりと咲いている桜の木もあります。いろいろなところで、いろいろな姿の桜の木が、たくさんの人たちに、それぞれの思いを描くお手伝いをしてるのでしょうね。
元気になるもの。歌、そして映画もそのひとつのように思えます。何かの機会にぜひ・・という作品を紹介していきます。ただ笑う。いいことです。加えて「夢や希望を感じ、時には勇気をくれる、それでいて どこかしみじみしてしまう」、そんな作品を振り返ることにします。その第1回。は、
「ライフ・イズ・ビューティフル」
極限状態に置かれたユダヤ人収容所でも、決して希望を捨てずに明るく最愛の小さき息子に接し、夢を与えていく・・。1997年のイタリア映画で、アカデミー賞主演男優賞を受賞しかつ・脚本もこなしたロベルト・ベニーニの劇中姿が、しばらく脳裏から離れなくなるくらい素晴らしいんです。時は第二次世界大戦初期。場所は北イタリア。家族3人で明るく・なごやかな まさに小さな幸せのただ中で生活したのですが、侵攻してきたドイツ軍により強制収容所送り。
ここまでは、よくある話かもしれません。しかし、収容所に連れて行かれてからの小さい息子とのやりとりが、この映画を忘れられないものにしていくのです。母と引き離され不安がる息子に対し、父親は嘘をつくんです。「これはゲーム。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点されるんだ。いい子にしていれば点数がもらえて、100点(1000点?)になったら勝ちで、勝ったら、戦車に乗っておうちに帰れるんだ」
最後には悲しいシーンがあるのですけれど、小さき息子は父の言っていたことが本当であったことを目にするのです。連合軍の巻き返しなのですが、小さい息子には関係ありません。ゲームに勝ったのです。最後はファンタジーといっても良いくらい。Rベニーニの喜劇役者ぶりとあわせ、笑わせて泣かせてじんわりさせる。今、真っ先に思い浮かんだ作品です。鑑賞券半券も、小さな幸せを語りきっていました。
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