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2011年3月22日 (火)

哀悼の意をこめて⑤ 「快速リアスシーライナー」釜石駅-(宮古市)-陸中野田駅(九戸郡野田村)

 釜石駅14:12に発車した列車は、花巻駅に向かう釜石線を左手に見ながら、山田線を北に進みます。釜石線・陸中大橋駅からΩオメガループで山登りする姿が目に浮かぶようです。さて車中、時間も時間だけに、ウツラウツラ。途中の大槌駅、岩手船越駅、陸中山田駅など、陸中で中核の町々を過ぎるあたりでは、夢の中でした。20年前位に初めて乗車した時に、入り江と山々でリアス式海岸を実感した場所でもあります。

 釜石駅を出発して約1時間、15:20に宮古駅に到着しました。宮古には、思い出と好きな風景があります。約30年前、ユースホステルを使って東北を初めて旅した時、木村屋ユースホステルの皆と行った高新氷店。目的はチャンピオン氷。バケツに入ったかき氷に何種類ものシロップや果物を入れて、皆で食します。盛り上がり過ぎて、ホステル門限の21時を過ぎてしまい、ペアレントのお父さんに大目玉まで食らってしまったのです。風景は、浄土ヶ浜。白い砂、松をちょこっと乗せた小島たち、ウミネコ、穏やかな海岸風景の極みがそこにあったのです。

 列車は、宮古駅を発車して間もなく盛岡駅に向かう山田線を左手に見送りながら、北リアス線に入ります。山と断崖をトンネルで越えていくため、車掌からの三陸海岸の風景はほとんど望めません。高さ10mの防波堤で守られた(ていた)街・田老の駅は、防波堤より高い 街の奥にあります。小本駅、田野畑駅と、陸中海岸きっての断崖・北山崎、黒崎の奥まったところの駅を過ぎると、16:21に実質的な北リアス線北端の普代駅に到着です。

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現在は北リアス線の1駅である普代駅ですが、1984年までは国鉄・久慈線の終着駅でした。この先、堀内-白井海岸駅の間は、海沿いの高架橋から青々として穏やかな三陸の海が広がります。

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16:33 仙台駅を出発して8時間弱、野田玉川駅に到着。リアスシーライナーとお別れして、今晩宿泊の野田村村営・えぼし荘に向かいます。せっかくの機会、完乗ではなく、陸中海岸で1泊しました。[続く]

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