12月5日 会津若松5:59発小出行き に乗車してきました。約25年ぶり。
一日3便の小出行き一番列車です。
キハ40の2両編成で、いよいよ出発です。車内は、小生入れて4名。ちなみに全員が小出まで乗車していました。
西若松駅で会津鉄道とわかれ、いよいよ只見の地に向かいます。
雲が早朝の空を埋め尽くしている会津盆地。
その盆地を見降ろしながら走ってきた列車が、盆地最後の駅・会津坂下駅で小休止です。
ここからは、エンジンを唸らせながら山間をのぼっていきます。
エンジン音がなくなったころから車窓には只見川の姿がチラホラ。湖のように穏やかな水面が、鏡のように雲や山や森を映していました。
森の木はほとんどが木の葉を落として冬支度。来年の紅葉の美しさがなんとなく目に浮かびます。ちなみに、前回は2月、今回12月訪問でなぜか紅葉時には縁がありません。
しばらくすると次の小休止駅、会津宮下。駅員さんが手に持っているのはタブレット。
タブレット交換かあ、ローカル線らしい風景です。まさに、只見線に乗っている、と実感。
車内に戻って、2両目の誰もいないロングシート車の窓越しに、会津宮下の駅名表示をパチリ。
走り続けた列車は、8:02に只見線の中心駅である会津川口駅へ。
まったくの遅れなし。さすが日本の鉄道。列車行き違いもくるいなしでした。
隣がすぐ只見川で、心休まるロケーションです。そういえば、水のある風景っていいですよね。砂浜、磯、川面、湖畔、滝。
深い山の途中にありました川面を穏やかにしている原因(?)であるダムが。
やがて、平地が続くようになったら、飯田線名物「渡らずの鉄橋」もどきも発見。
連続した家々が見えてきたところで、列車は、只見駅に到着しました。
8:53定刻通り。会津若松から2時間56分。
ここからいよいよ六十里越え。ほとんどがトンネルの中、瞬間的に見える景色の美しいこと。
写真の反対側に迫りくる山々の雄姿あったのですが、写真間に合わずトンネルの中へ。
そして新潟県側の大白川駅へ。いつの間にか、空は快晴です。
ここからは徐々に乗客も増えてきて、地元の脚・只見線の雰囲気になってきました。途中、須原では駅前に開業前のスキー場の姿も。
列車は、定刻の10:13に小出駅に到着。
只見線を満喫した4時間ちょっと でした。「またくるね」、がんばってくれたキハ40に一声かけて、只見線ホームを後にしました。
東京へは、浦佐駅から快晴の中を上越新幹線で戻ります。到着がほぼお昼なので、累計23時間の只見線訪問旅程でした(おしまい)。
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